VARIAL87ハンドルをアンタレスDCMDに取り付け VARIAL87mmDRTカスタムリールハンドル交換
VARIALハンドルには現在 87mm・95mm・100mm・117mmの4種類があります。
自分も95mmのハンドルを使っています。
VARIAL87mmDRTカスタムハンドル交換(アンタレスDCMDのハンドル交換)
VARIAL87ハンドル
ハンドルプレートが87mmタイプのハンドルです。(シマノ表記だと43.5mm)
VARIAL87はスリムノブが付いていますが以前発売されている95mm・100mmについているスリムノブとは形状が少し異なります。
以前はノブ根元が細く中間以降から末端に向けて急激に太くなる形状です。
今回のノブはノブ根元が細いのですが末端に向けて緩やかに太くなっている形状です。それとノブ真ん中付近にスリットが入っています。
VARIAL87の重量詳細
- VARIAL87の総重量 約51g
- ノブシャフト 約5g
- ノブキャップ 約4g
- ノブ 約8g
- ハンドル部品の総重量 約17g
- ハンドルプレート 約17g
※センターナットが約2g ベアリングが約0.5g×4ヶ=2g
※以前のスリムノブが約9g ファットノブが約11g
アンタレスDCMDの純正ハンドル総重量
アンタレスDCMDの純正ハンドルの重量は約31gになります。(取り付けナット含む)ハンドル長は90mm(シマノ表記45mm)です。
アンタレスDCMDのハンドルノブは少し大型ですが、中央部分が薄くなっている形状ですので摘まみやすくなります。(指先で摘まむ為の形状です。)
ハンドルプレートもしっかりとした作りです。決してやわなハンドルプレートではありません。むしろ良く作られているハンドルだと思います。
なぜ?アンタレスDCMDにVARIAL87を付けたか?
- カスタムしたい(人と同じが嫌だ)
- VARIALシリーズが好きだから
- ハイギアにショートハンドルを組み合わせたい
以上の3点の理由があります。
①の「カスタムがしたい」は、カスタムしている皆さんもその様な気持ちがあると思います。単純な欲求です。
②の「VARIALシリーズが好きだから」は、これまでVARIAL95やノブカスタムをして「巻き心地がすごく向上した」からです。他のカスタムハンドルを試しましたが「巻き心地」の部分で一番良い製品でした。値段が高いのと入手困難な点がネックです。
③の「ハイギアにショートを組み合わせたかった」は巻き感度を向上させたリールを使ってみたかったからです。現在自分が使っているベイトリールのハンドルは95mmばかりです。
その中に約90mmのハンドルを加える事でどれくらい巻き感度が良いリールになるのか試したかったからです。
※42mmのシマノ純正も考えましたが84mmとなり自分が使っている他のリールから見て極端にショートハンドルになる為不採用にしました。
アンタレスDCMDのハンドルをVARIAL87にしてみて
アンタレスDCMDのハンドルが90mmですので3mm短くなっております。(半径1.5mm)
重量も純正ハンドルが31g⇒VARIAL87が51gですので20g増しになります。
20gハンドル側が増えているのですが、取り付け後アンタレス本体を持ってみてもハンドル側が重く感じる事はありません。
※バンタムMGLにVARIAL95を取り付けた時はハンドル側が特に重く感じました。
バンタムMGLの重量225gにVARIAL95が約60g
アンタレスDCMDの重量235にVARIAL87が約50g
両方とも純正ハンドルが約30gぐらいです。
10gのバランスだけではなくリール本体の重量バランスが違うのでハンドル側に重さを感じないのだと思います。
アンタレスDCMD本体はバンタムよりも大きな作りの為バランスが取れている感じです。
純正から半径で1.5mm変わっているので若干早回ししやすい感じです。それよりもノブ側にもウエイトがあるので慣性の力ですごくハンドルを回しやすくなります。ゆっくり回し続ける動作などがとてもスムーズに行う事ができます。
ハンドルはノブ付近の重量で回しやすさが変わります(回し続けやすくなります)
ノブ付近の重量が軽いと巻き始めは軽く感じますが巻き続けていると「カクカク」とバランスが崩れやすいです。
VARIAL87がの重量配分がノブ約17gハンドルプレート約17gと絶妙なバランスです。狙って設計されているかは分かりませんが自分はVARIAL95よりもVARIAL87が回しやすく感じました。
アンタレスDCMDはハイギヤです。そのリールにVARIAL87のショートタイプのハンドルを付けているので、引き抵抗が強いりルアーは巻き重りを感じます。
しかし剛性が高いハンドルですので少しのルアーの挙動(引き抵抗の変化)がハンドルノブに伝わってきます。
若干引き抵抗の強いルアーぐらいであれば問題なく扱う事ができます。
特にゆっくりとルアーを引いてくるときの使いやすさが特徴的です。(ビックベイトなどをスローに引いてくるとき等がすごく使いやすい)
※自分自身ハンドルを回す時は手首を支点にして回しています。ですのでハンドルプレートの長さも90mm前後が使いやすく感じています。
肘を支点や肩を支点にハンドルを回されている方は100mm~110mm超のハンドルプレートの方が使いやすいと思います。
※ローギヤ、ハイギヤだけでハンドル長を決めるのではなく自分自身の巻き方の癖なども考えてハンドル長を決めるとベストなリールにカスタムする事が出来ると思います。
まとめ
VARIAL87は、VARIALシリーズの中でも一番短いハンドルになります。
昨今のパワーハンドル傾向からみたら87mmはショートハンドルの部類です。
しかし剛性感が高くハンドル付近にも重量がある設計、新形状のノブと相まってとても使いやすいハンドルです。
ハイギアのリールで引き抵抗が強くないルアーをゆっくりリトリーブするときに、あえてVARIAL87のショートハンドルを組み合わせることでハンドルに伝わる感覚がより一層感じられるセッティングができます。