アンタレスDCMDを使ってみた感想 アンタレスDCMDは軽いルアーも投げられるがビックベイト専用機種だ!
世間では、19アンタレスのレビューが賑わっています。
今さらですがアンタレスDCMDを使ってみた感想です。
アンタレスDCMDをレビュー
アンタレスDCMDは18年のモデルです。
約一年たってレビューも出そろった感があります。
- アンタレスDCMDはビックベイトなどが投げやすい
- 10g以下のルアーは、不向き(ほかに投げやすい機種がある)
- スプールがマグナムライトスプールの方が良い
- XG(ハイギア)しかないのが嫌だ
などが上がっていると思います。
アンタレスDCMDのメリット
ビックベイト(2オンス以上)を投げるときに安心して投げる事ができます。16アンタレスを使った事が無いので比較できませんが、とても良く飛びます。気持ちが良いくらいに。
飛行途中からの伸びが34mm径のリールより抜群に良いです。それは38mm径のスプールの慣性とDCブレーキの効き具合の為だと思います。
ヘビークラスで6.3フィートのロッドでPE4号をセットしてトビキチ(2オンス)が40mぐらい飛びます。バックラッシュすることなく飛ばすことができます。DCブレーキの設定は、内部がP設定の外部が4設定です。
キャスティングした瞬間、スプールからの糸ふけ(軽いバックラッシュ状態)がでないように調整しています。
もう少し飛ばすことが出来ると思いますが安心して投げるためにブレーキを少しかけています。
バックラッシュを気にせずに投げる事ができるために夜釣りで安心して投げる事ができます。
10g以下のルアーも投げてみましたが普通にキャストできます。何の問題もありません。
1/4オンス(7g)の重心移動が付いていないルアーでも40mの飛距離が出ます。
ただ34mm径のスプールのリールに比べれば少し劣る感じがします。軽いルアーだとスプールの立ち上がりが今一つな感じです。
軽いルアー(10g以下)が気持ちよく飛んでいく(感覚的)のは34mm径以下などのリールだと思います。
しかし38mm径のアンタレスDCMDですが10g以下でも実用範囲内であるのは間違いありません。
アンタレスDCMDのデメリット
外部ダイヤルが見ずらい
使っていて気になった点が外部ダイヤルの位置が分かりずらい事です。
写真の外部設定にま何番か分かりますか?5番の設定です。
8ダイヤル設定があるのですが今どの位置で設定しているのか、しっかりと見ないと分からない点です。慣れてしまえば良いのかもしれませんが、夜だと特に分かりません。
XBモード ルアー対応表
アンタレスDC MD専用のXBモードは、1〜3までが空気抵抗の少ない重めのルアー用、4 〜8が空気抵抗の大きい大型ルアーにそれぞれ対応しており、4と5の間が大きく離れた設定となっています。4と5の間のブレーキ力をお求めの場合は、Fモードに設定してご使用ください。
※シマノホームページより抜粋
この様にブレーキ設定が4と5の間が大きく離れているのでその位置が分かりずらいのが不安です。
※4と5の間のブレーキ設定が離れていますが設定違いでバックラッシュするほど違いはありません。
パーミングしずらい?
手の小さい方にはパーミングしにくいかもしれません。アンタレスDCMDは高さが少しあります。丸みがあり握りやすい形ではありますが、リールを包み込むくらいパーミングしたい方には少し不向きかもしれません。
バンタムMGLのようなコンパクトなリールと比べると違いが大きくなります。
自分の場合、バンタムMGLでは包み込むぐらいパーミングが出来ますがアンタレスDCMDではハンドルの逆側のプレートを包み込む感じにあります。
自分はキャストするときもパーミングするときも2フィンガーでしますので(右利き左ハンドル)使いずらさを感じません。
パーミングのしやすさは、人それぞれの感覚だと思います。軽く握りたい方や包み込んで握りたい方などがありリールの体高や大きさに違いで変わってきます。
包み込んでパーミングしたい方にはアンタレスDCMDは不向きだと思います。
アンタレスDCMDを使ってみて
良くも悪くも飛距離を出すためのリールだと感じました。
キャストフィールは特に大型のルアーなどが凄く気持ちが良く飛んでいきます。しかも安定して飛ばすことが出来るのがすごい所です。
DCブレーキの作り込みがとても良くバックラッシュを気にせずにキャストする事ができます。
マグナムライトスプールにしなかったのは海水使用の為ではないかと思います。(スプール側面に穴があるとリール内部に海水が入りやすくなる為)しかしマグナムライトスプールでなくても気持ちよく飛びますから。
オカッパリなど(1セットだけ)でビックベイト(2オンスぐらい)から10gぐらいのルアーを投げるのであればアンタレスDCMDを選びます。
ルアー重量守備範囲
- アンタレスDCMD=ビックベイト(2オンスぐらい)が気持ちよく飛ぶが10gぐらいのルアーも投げる事ができる
- メタニウムMGL=ビックベイト(2オンスぐらい)も投げる事ができるが10gぐらいのルアーが気持ちよく飛ぶ
重量感も程よくあり(本体重量235g)ロッドとのバランスもとりやすいリールです。
7フィート以上のロッドなどには200g以上~280gぐらいのリールが持ち手付近にバランスがきます。
巻き心地は良いのですがシマノのリールでは普通です。特別に飛びぬけて良いという事はありません。メタニウムやバンタムより良いといった感じはありません。
剛性があるのは使っていてすぐにわかります。ハイギアですが引き抵抗の強いルアーでもしっかり巻き取る事ができます。(軽く巻きとれるという事ではありません)
一番ネックなのが高すぎるリールだという事です。フラッグシップモデルですのでしょうがないとは思いますが新しいモデルが出るたびに高騰していくのはどうかと思います。
別途リールカバーが必要⁉
元から付いているリールカバーは、袋のタイプでしっかりとした作りです。しかしリール単体を入れて保管する為の袋です。
リールをロッドに付けて保管されている方もいると思います。もしくは移動時などにキズが付かないようにカバーをしている方もいると思います。
昔はシマノのリールにはリールとロッドを付けた状態で使えるリールカバーがついていたのですが、アンタレスDCMDにはついていません。
別途リールカバーを購入しました。
リールをロッドに付けた状態でも使えるリールカバーです。
移動時などに付ける事で不用意なキズが避けられます。
まとめ
アンタレスDCMDを使ってみた感想はビックベイト(重いルアー)を安心して遠くに飛ばすリールであると思います。言い換えればビックベイト(1オンス以上のルアー)専用の機種です。
ピッチングなどを多用する方や10g以下のルアーをよく使う方には不向きです(ほかに投げやすい機種がある。例えば19アンタレス)しかし投げられないわけではありません。実用範囲内です。
19アンタレスが発売されたことで16アンタレスと合わせて「アンタレスシリーズ」として軽いルアーから重いルアーまでをカバーできるセットになったと思います。